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FACILITY 設備紹介

フタル酸エステル類の含有量分析

宮坂ゴム 設備紹介 GCMS-QP2020 NX

当社では最新のガスクロマトグラフ質量分析装置を使用し、主にゴム中のフタル酸エステル類の含有量分析を行っています。

求められるフタル酸エステルのフリー化

フタル酸エステル類は古くよりゴムや樹脂を軟らかくする添加剤として広く用いられてきました。しかし、現在は人体に対する有害性の懸念から世界中でフタル酸エステル類を規制する動きがあります。日本では「厚生労働省 告示第370号」によって、育児用品、食品包装などでその使用が規制され、欧州では「RoHS指令」によって、意図的配合はもとより、加工面・設備面等を背景とする意図しない含有が生じた場合であってもフタル酸エステル類が閾値を超えて含まれた電子機器の製造及び販売が規制されています。

宮坂ゴム フルタ産エステル類 含有量分析 GCMS-QP2020 NX (株)島津製作所

スクリーニング分析の実施

当社内で使用する材料についてフタル酸エステル類のスクリーニング分析を実施しています。また、こちらは外部からの委託分析を受ける事が可能です。しかしながら、分析専門機関で行うようなソックスレー抽出等の前処理は実施することができません。依頼先よりお預かりした対象サンプルから分析に必要とする分量を採取し、分析装置にて測定します。 従いまして、スクリーニング分析の一環としてご承知おき頂き、当社からの分析レポートは測定した数値結果をそのまま書面にて御回答する形になります。そういった背景から、短納期かつ安価での受託を致します。

お問い合わせ
宮坂ゴム RoHS指令対象物質 RoHS2.0で新たに規制物質となった4物質の有無を分析が可能です。