第２章　ゴムの種類

３．スチレン・ブタジエンゴム（SBR）

1933年にドイツで開発された、比較的歴史のある合成ゴムです。
天然ゴムを人工的に作る試みの中で作られたゴムのため、性質は天然ゴムに近いです。

人工的に作られたゴムのため、天然ゴムに比べて品質が安定しているのが強みですが、天然ゴムより高価であり、各種の特性も天然ゴムに比べると若干劣るため、天然ゴムに完全に取って代わるまでには至っておりません。
それでも、他の合成ゴムよりは比較的安価で、特にタイヤには天然ゴムと合わせて大量に使われることから、最も生産量の多い合成ゴムとなっております。

なおこの評価は一般的な傾向に基づいたものであり、詳細は個々の材料グレードなどにより異なりますので、「お問い合わせ」フォームやお電話にて、お気軽にお問い合わせ下さい。