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ゴムについてRUBBER

003-005 ゴムの性質:伸び

第3章 ゴムの性質

5.伸び

「伸び」とは、物質を破断するまで引っ張って伸ばしたとき、元の長さに対して伸びた長さの比を表したものです。
単位は「%」です。
ゴムの伸びは数百%に達し、他の物質に比べて飛躍的に高い値を示します。

弊社で通常製造に使用するゴムで比較しますと、この値が大きいゴムの代表例は、エチレン・プロビレンゴム(EPDM)、シリコーンゴム(VMQ)、クロロプレンゴム(CR)といったゴムになります。
またこの値が小さいゴムの代表例は、フロロシリコーンゴム(FVMQ)、フッ素ゴム(FKM)、ウレタンゴム(U)といったゴムになります。
この値が小さすぎると、例えばパッキンやOリングなどで使用する場合には、ゴムが埋めるべき隙間へ密着しないためにシール性が保てず、中の液体が漏れる原因となってしまいます。

なおこの評価は、各々のゴム材料全体の傾向に基づいたものであり、詳細は個々の材料グレードにより異なりますので、詳しくは「お問い合わせ」フォームやお電話にて、お気軽にお問い合わせ下さい。