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ゴムについてRUBBER

004-003 ゴムの作り方:ゴム練り

第4章 ゴムの作り方

3.ゴム練り

計量した原材料や添加剤(配合剤)を混ぜ合わせて練り、練り生地を作る工程です。

まず原材料と加工助剤(素練促進剤)を練り、後で他の添加剤(配合剤)と混ぜやすいように柔らかくします。
これを「素練り」と呼びます。
そして素練りが終わった原材料に各種の添加剤(配合剤)を徐々に混ぜ合わせ、最後に架橋剤(加硫剤)や加硫促進剤を加え、混ぜ合わせて練り生地にします。
最後に成形方法に合わせて練り生地の形を整え、検査を経て成形に移ります。

ゴム練りは、短時間で原材料や添加剤(配合剤)が適切に混ざるように行う必要があり、熟練の技が求められる、大変難しい作業です。

なおゴム練りには、ロール機または密閉式混練機を使用します。
ロール機は細かい調整が可能ですが、作業者に高い技術を要求します。
一方、密閉式混練機は、比較的安定したゴム練りが可能です。
ちなみに下にございます弊社youtube「宮坂ゴム株式会社 ごむちゃんねる」の映像では、ロール機によるゴム練りを行っております。