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ゴムについてRUBBER

007-006 ゴムのコラム:ブルーム、ブリード

第7章 ゴムのコラム

6.ブルーム、ブリード

長い間ゴム製品を保管しているうちに、表面に粉や液体が生じる場合があります。
粉の場合はブルーム、液体の場合はブリードと呼びます。
ゴムは成形時には高温となるためにブルームやブリードは現れにくいのですが、成形が終わりゴムが常温に戻ると、成形時には溶けていた添加剤(配合剤)がゴムの表面に出ることがあり、こうした現象が起こります。
また架橋(加硫)不足や、架橋(加硫)直後に急激に冷却した場合にも発生することがあります。

本来ゴム製品に入っている添加剤(配合剤)が表面に出てきているだけですので、外観以外の性能に問題はございません。
またゴム製品によっては、意図的にブルームを発生させることによりゴムの表面を被覆し、ゴムの劣化を抑えたり、ゴム表面の潤滑性を良くしております。
なお配合などを工夫することにより、ブルームやブリードを抑えることは可能です。

なお詳細につきましては、「お問い合わせ」フォームやお電話にて、お気軽にお問い合わせ下さい。