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ゴムについてRUBBER

007-013 ゴムのコラム:ゴムの表面加工① ブラスト処理

第7章 ゴムのコラム
13.ゴムの表面加工① ブラスト処理

一口にゴム製品といっても、その表面は、時にツルツルなこともあれば、手に馴染みやすい引っ掛かりがあるものもあり、中には独特の立体的な模様になっているものもございます。
これから3回にわたり、ゴムの表面加工についてお話します。

ゴムは弾性変形などの特殊な性質を持つため、成形してから表面へ加工を施すことは困難です。
そのため、ゴムに表面加工を施す場合は、ゴムの金型に何らかの表面処理を行ない、成形と同時に表面加工を施す場合がほとんどです。

ゴム金型への表面処理は、以下の3種類が一般的です。

 ①ブラスト処理
 ②シボ加工
 ③鏡面仕上げ

今回は、①のブラスト処理についてお話します。

ブラスト処理の場合、金型表面に砂や粒子を吹き付け、表面を削ります。
ブラスト処理を施した金型表面は、一般的にはザラザラしたものになりますが、吹き付ける砂や粒子の大きさや形により、表面の粗さはある程度調整することができます。
大抵の場合は見本がございますので、用途に合った表面加工を選ぶことができます。
なお、ブラスト処理を施した金型で成形したゴムですが、金属や樹脂のブラスト処理でよく見られるざらついた質感とは異なり、ゴム特有のべとつき感が抑えられ、さらっとした質感になります。

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