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ゴムについてRUBBER

003-006 ゴムの性質:最高使用温度

第3章 ゴムの性質

6.最高使用温度

ゴムは熱によって硬くなる性質(熱硬化性)を持つため、プラスチック(樹脂)のように、一定の温度で溶けてしまうことはありませんが、長い間高熱に晒されると、柔らかくなったり、伸びてしまったり、ちぎれてしまったりして、ゴム本来の物性を失ってしまいます。
弊社発行の「マテリアルセレクションガイド」では、ゴムの物性が変化せず、連続使用が可能な最高温度の限度を、「最高使用温度」として記載しております。
単位は「℃」(摂氏)です。

弊社で通常製造に使用するゴムで比較しますと、高温に強いゴムの代表例は、フッ素ゴム(FKM)、シリコーンゴム(VMQ)、フロロシリコーンゴム(FVMQ)といったゴムになります。
また高温に弱いゴムの代表例は、ウレタンゴム(U)、クロロプレンゴム(CR)、ニトリルゴム(NBR)といったゴムになります。

なおこの評価は、各々のゴム材料全体の傾向に基づいたものであり、詳細は個々の材料グレードなどにより異なりますので、詳しくは「お問い合わせ」フォームやお電話にて、お気軽にお問い合わせ下さい。