第3章 ゴムの性質
11.制振性
制振性とは、ゴムに力を加えた場合に、跳ね返る力が小さいことを示すものです。
反発弾性とは真逆の特性を持ちます。
加えた力と跳ね返る力の比をパーセント(%)で示したものを反発弾性率と呼び、この値が低いほど、制振性があるゴムと呼んでおります。
ちなみに、反発弾性率が0%のゴムに物を落とした場合、物は跳ね返らずにゴムへ留まります。
衝撃吸収材や制振材に使用するゴムには、制振性が高いゴムを選ぶ必要があります。
弊社で通常製造に使用するゴムで比較しますと、制振性が高いゴムの代表例は、ブチルゴム(IIR)です。
また天然ゴム(NR)も、比較的制振性に優れたゴムです。
そして弊社が独自開発した合成ゴムである「ミヤフリーク」は、数ある合成ゴムの中でも、とりわけ高い制振性を有しております。
なお下のリンクボタンを押していただくと、「ミヤフリーク」の詳しい説明を見ることができます。
なおこの評価は、各々のゴム材料全体の傾向に基づいたものであり、詳細は個々の材料グレードなどにより異なりますので、詳しくは「お問い合わせ」フォームやお電話にて、お気軽にお問い合わせ下さい。