第3章 ゴムの性質
15.難燃性
ゴムは自然発火こそしないものの、一般的には可燃性です。
しかしゴムに難燃剤を混ぜるなどの工夫により、ゴムに難燃性を持たせることは可能です。
ただしあくまでも難燃性であり、比較的燃えにくい、という領域に留まりますので注意が必要です。
またゴム製品に高い難燃性を持たせる場合、難燃性を持たせる添加剤(配合剤)の影響により、他の物性に制限が生じてしまいます。
弊社で通常製造に使用するゴムで、比較的難燃性を持たせやすいゴムの代表例は、シリコーンゴム(VMQ)フッ素ゴム(FKM)、フロロシリコーンゴム(FVMQ)、クロロプレンゴム(CR)です。
なおこの評価は、各々のゴム材料全体の傾向に基づいたものであり、詳細は個々の材料グレードなどにより異なりますので、詳しくは「お問い合わせ」フォームやお電話にて、お気軽にお問い合わせ下さい。