第6章 ゴムの成形方法
3.直圧注入成形(トランスファー)
ゴム製品の形状により、直圧成形(直置き)では、金型にゴム材料を流入させることができない場合に使う成形方法です。
金型の上型部分がピストン形状になっており、ゴム溜まりの中上型からゴム材料を強制的に注入させ、プレスして成形します。
構造がやや複雑になる分、直圧成形(直置き)に比べて金型費用は若干高額となり、またゴム溜まり部分のゴム材料が製品にならないため、ゴム材料のロスが発生します。
さらに金型にゴム材料の注入口がある関係上、ゴム製品にゲート口ができてしまいます。
しかし、直圧成形(直置き)に比べ、成形時のバリは少なくなります。
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