第7章 ゴムのコラム
5.パーティングライン
ゴム製品を金型で成形すると、金型の合わせ目からゴム材料がはみ出して固まります。
これを「バリ」と呼びますが、このバリを取り去っても、ゴム製品には金型の合わせ目の跡が必ず残ります。
これを「パーティングライン」と呼びます。
ゴム製品を金型で作る場合、このパーティングラインは必ず発生じてしまいます。
ゴム製品の外観に大きく関わりますので、パーティングラインをゴム製品のどこに出すかは、金型設計の重要なポイントの一つとなります。
またパーティングラインを、段差を含むなど複雑な形状(ライン)にしてしまうと、金型の摩耗が早まったり、不良品が発生しやすくなるため、パーティングラインは可能な限り単純な形状(ライン)にするのが望ましいです。
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