第7章 ゴムのコラム
7.オイルブリード
「オイルブリード」とは、ゴム材料にオイルを加え、オイルが少しずつゴムの表面に染み出るようにしたゴムのことです。
主にグロメット、ガスケット、コネクタシールなどのゴム製品で、そのままでは抜き差しが難しい場合でも、簡単に抜き差しができるようにするためのものです。
通常の使用環境で一度に大量のオイルが染み出ることはございませんが、多くのゴム製品を袋に入れて長い間保管した場合には、オイルが染み出る可能性がありますので注意が必要です。
また染み出るオイルにより、他の製品や作業環境を汚すことがありますので、取り扱いには注意が必要です。
なおオイルの含有量自体は調整が可能ですが、オイルが染み出る期間については、使用環境などにより大きく異なる場合があるため、調整することは困難です。
またゴム材料の特性により、オイルブリードへの加工が難しいゴム材料もございます。
なお詳細につきましては、「お問い合わせ」フォームやお電話にて、お気軽にお問い合わせ下さい。